生活防衛資金の確保と借金の清算

FIREマニュアル

 投資をはじめる前にやるべきことが2つあります。

 まず、生活防衛資金を確保しましょう。また、利率の悪い借金も清算しておく必要があります。これらができていない場合は、投資をしている場合ではないという状態です。

 以下でご説明します。

生活防衛資金の確保

 生活防衛資金とは、何かアクシデントがあったときに生活を守るための資金です。投資をはじめる前に、銀行預金等に貯めましょう。

 金額の目安ですが、勤め先から安定した収入があり、収入の範囲で生活ができていることを前提として、個人的には「3ヶ月分の生活費+半年以内に予定されている特別支出」を考えています

 3ヶ月分はちょっと少ないと思われるかもしれませんが、こう考える理由は以下です。

  • 銀行預金は低金利で、インフレに負けて実質価値を減らしていく可能性が高いです。資産のうち、そうした効率の悪い形で持つ部分はできるだけ小さくしたいです。
  • 投資信託は数日で換金できるため、予定外の大きな支出が発生したときでも売却して対応できます。
  • リストラに遭った場合は、要件を満たす人であれば一定の待期期間を経て失業手当を受け取れます。

 上記の理由から私は「3ヶ月分の生活費+半年以内に予定されている特別支出」以外は投資に回しています。

一二三
一二三

これで特に不都合があったことはありません。

 慎重な性格の人や、いざという時に躊躇なく投資信託を売却できるか自信が無い人もいると思うので、個々人の事情に応じて調整してください。少なくとも、カードローンやリボ払い等の悪い借金をしないで済む資金管理は必要です。

借金の清算

 利率の高い悪い借金は、投資をはじめる前に返済を終えておきましょう

 一般的に、投資は借金を全部返済してからにするのが無難ですが、有利な条件で借りている借金の場合は少し検討の余地があります。

 利率やリスクを十分に認識した上で、という前提ですが、借金をしたまま投資をすることが合理的なケースはあります。

 例えば、利率が非常に低い奨学金は、返済を急がずに資金を投資に回したほうが合理的な場合があります。

 住宅ローンも、低い利率で借りられている場合、人的資本が十分に大きく、リスク選好的な人であれば、返済を急がずに資金を投資に回すほうが合理的な場合があり得ます。

 借金をしながらの投資は、利率分の追加手数料を払いながらのレバレッジ投資ということになるのですが、レバレッジの合理的な利用方法については別の記事で書きたいと思います。

 次は→「FIREまで何年かかるか確認する【おすすめシミュレータも紹介】

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