資産を把握する【資産管理上の注意点も有り】

FIREマニュアル

 自分がいくらの資産を持っているか把握していますか?

 資産を把握する上でのポイントをまとめました。

口座、証券口座

 まずは銀行預金口座、証券口座に入っている金額を確認しましょう。

 なお、1つの銀行口座に1,000万円以上が入っていたら注意が必要です。

 銀行が破綻した場合に預金者が保護されるペイオフ制度というものがありますが、その保護の範囲が、1金融機関1預金者あたりの元本1,000万円とその利息等までとなっているからです。

家、自動車

 一般的に持ち家や自動車は資産となりますし、家計管理上、その価値を把握しておくことは重要です。

 ですがFIREの文脈では、資産とは流動性の高い金融資産と考えることが多いです。4%ルールの、資産が年間支出の25倍というのも、原則的には金融資産で25倍という意味です。

確定拠出年金、退職金、持ち株会

 忘れがちなのがこれらです。

 確定拠出年金(DC)を確認しておきましょう。

 退職金も考慮すると投資でより大きなリスクを取れる可能性があります。

 持ち株会に入っている人は株の評価額がいくらになっているか確認しましょう。

 なお、持ち株会で自社株を買うことはおすすめできません。自社の経営が傾いたときには、給料収入が不安定化する上に、持ち株会の自社株も下がるでしょうから、リスク分散の観点からまずいです。極端な場合、自社が倒産して収入を失った上に、株まで紙屑になってしまいます。可能なら売却しましょう。

 金融資産はエクセル等を使って下の表のようにまとめておけば、全体でいくらあって、どれくらいのリスクを取っているのかが把握しやすくなります。

潜在的資産 公的年金、相続

 公的年金の受給額見込みを調べておきましょう。また、相続の見込みなども考慮しましょう。これらも考慮すると投資でより大きなリスクを取れる可能性があります。

負債

 奨学金や住宅ローン等の負債も確認しましょう。その他高金利のローンについては投資をはじめる前に返済しておく必要があります。

可能なら家族の保有資産も情報共有したい

 もし可能なら、配偶者など家族の持っている資産も把握しましょう。世帯の家計全体で考えて、全体が最適になるように投資額を決めた方が効率的です。

 もちろん、家族にもプライバシーがありますし、パートナーが資産の詳細を教えるのを嫌がる場合は無理強いするわけにもいきません。我が家のように・・・

一二三
一二三

資産運用の効率は落ちるかもしれませんが、夫婦関係にヒビが入る損失は比べ物にならないほど大きいので決して無理強いはできません・・・

 しかし将来設計に重要な情報ですから、大雑把にでも把握しておきたいところです。

人的資本を理解する

 人的資本という概念をご存知でしょうか。将来の労働収入を割り引いて現在価値に直して計算した値です

 安定した収入のある若い会社員であれば、あなた自身が最大の資産だったりします。若い正社員は1億円以上の人的資本を持っていると言われます(実際には将来の予定支出という負債も考慮する必要がありますが)。

 一般的に、若い人が高齢者と比べてリスクを取った投資ができるのは人的資本が大きいからです

 これは個人のファイナンスを考える上で重要な概念なので、また別の記事で詳しく書きたいと思います。

 次は→「生活防衛資金の確保と借金の清算

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