保険に入るときの考え方

資本主義の攻略法

保険は素晴らしい制度

 保険は、個人では対処しきれないリスクに備え、相互に助け合う素晴らしい仕組みです。しかし、日本人は一般的に保険に入り過ぎと言われています。

宝くじを買うということ

 まず、宝くじについて考えてみましょう。

 宝くじは購入代金の総額の半分程度を当選金として支払います。これを購入者の立場でみると、確率的には購入代金の半分をドブに捨てているようなものです。

 ギャンブルの娯楽性は否定しませんが、経済合理的に考えれば、宝くじを買うのは愚かな行為です。

保険は不幸の宝くじ

 保険も宝くじと同じ構造をしています。保険会社は被保険者から集めた保険料から、自分達の取り分を引いて残りを保険料として支払います。被保険者の立場でみると、宝くじと同じく、確率的には購入代金の一部をドブに捨てているようなものです。

 保険は、死んだり、病気になったりしたら”当選”という「不幸の宝くじ」です。損得だけで考えると、入れば入るほど不利なのは宝くじと同じ構造です。

保険へのスタンス

 とはいえ、保険はすべて不要ということではありません。個人では対処しきれないリスクに備えて必要な保険には入るべきでしょう。ただ、確率的に損をするものなので、必要な分だけしぶしぶ入るというスタンスが適当ではないかと考えています。

我々は素晴らしい保険に入っている

 「必要な分」の金額を考える際に大事なのが、社会保障制度の理解です。基本的に日本国民は素晴らしい総合保険に入っています。

 公的年金制度には遺族年金というものがあります。実質的な生命保険で、要件を満たせばかなり手厚い保障が受けられます。

 多くの人が入っている健康保険には高額療養費制度というものがあります。保険診療医療費の自己負担分が高額になる場合に、毎月一定額を超えた医療費は還付されます。

 「必要な分」の金額を算出するのに、これら社会保障制度をおおまかにでも理解しておくことは重要です。

生命保険

 入る必要があるのは十分な資産がない夫婦に子供ができた場合で、子供が自立するまでの期間を掛け捨てのネット生命保険を利用するのがおすすめです。

 実際にあなたが亡くなったときをリアルにシミュレーションしてみてください。遺族年金はいく支給されるでしょうか。実家からの支援は期待できるでしょうか。また、共働きの場合はパートナーが働き続けることで生計が維持できる可能性があります。それらを踏まえた上で、必要最小限だけ入るとよいでしょう。

 ちなみに私は生命保険には入っていません。私が亡くなっても扶養家族が生きていけるだけの資産がすでにあるためです。そもそも共働きの時点で生命保険に入る必要性はとても低いですし。

 なお、推奨するわけではありませんが、明治安田生命「じぶんの積立」に入って生命保険料控除で節税するという小技があります。もしかしたら、そのうち記事にするかもしれません。

医療保険

 民間の医療保険はどうでしょうか。まず、高額療養費制度で不十分と考える人だけが検討するべきでしょう。

 標準療法とは治療法の中のエリートだということも知っておきましょう。

私が入っている保険

 以上を踏まえて入る保険は絞ってきて、いま私が入っているのは火災保険と自転車保険だけです。なお、いまは手放しましたが、自動車を所有していたときは自動車保険にも入っていました。

 この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

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