【合理的レバレッジ投資でFIRE2】どんな人に向いているか

FIREマニュアル

 この記事はシリーズ記事の第2回目です。第1回目をまだ読んでいない方はまず第1回目の記事からお読みください。

どんな人に向いている?

 前回、合理的なレバレッジ投資でFIREを目指す方法について概略を書きました。

 レバレッジと聞くと怖いですよね。当然の健全な反応です。相対的にリスクが大きいのは間違いないので、この方法は誰にでも向いているわけではありません。

 では、どんな人に向いているのでしょうか?

 まず、「将来投資に回せる金額の総額」が十分に大きい必要があります。将来の労働収入の割引現在価値(人的資本)が大きく、支出を抑えて貯蓄に回せるタイプの人で、典型的には手元の金融資産が少ない若い会社員や公務員です。

 こうした人は思っているより大きなリスク負担能力があるので、レバレッジを掛けて投資するのが合理的なケースが多いです。

 一方、人的資本が小さくなっている人(高齢で定年が近い人など)や、リストラや勤めている会社の倒産リスクがあるなど、将来の労働収入の見込みに不安がある人などには向きません。

 また、人的資本の概念を理解し、リスクを適切に把握、管理できる人でないとけません。リスク資産の日々の値動きは2倍に荒くなりますので、それに動じない程度の精神力も必要です。

 万人向けではありませんが、向いている人がちゃんとしたリスク管理の下に行えば、合理的に資産形成を加速させられます。

 なお、高い金利の借金があるなら、投資をはじめる前にそれを返済してしまったほうがおそらくよいでしょう。

ライフサイクル投資術

 さて、専門家でもない私が「この投資方法が合理的なんだ!」といくら言っていても説得力が無いでしょうから、ここでちょっと権威の力を借りましょう。

 『ライフサイクル投資術』(日本経済新聞出版、イアン・エアーズ (著), バリー・ネイルバフ (著), 望月衛 (翻訳))という本があります。ノーベル経済学賞を受賞した経済学者ロバート・シラーも推薦している本です。くだけすぎた文体がちょっと読みにくいという難点はありますが、投資リテラシーがぐんと上がる一冊ですので是非読んでみてください。


 この本の主張は、「2倍以下のレバレッジを掛け、投資期間におけるエクスポージャーを均すようにした投資法が合理的」ということを示した本です。そしてそのことを、日米の株式市場でのバックテストやモンテカルロシミュレーションで徹底的に証明しています。

 決して私が一人で合理的だと主張しているわけではない、裏付けのある投資法なのです。

 次回、この投資法が合理的な理屈を説明します。

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