投資に目的や目標は必要ない

FIREマニュアル

投資に目的は必要ない

 投資をはじめるときに、「まずは投資の目的をはっきりさせましょう」と言われることがあります。自分の老後のためなのか、子供の教育費のためなのか、家を購入するためなのか。目的をはっきりさせよう、目的によって適切な投資方法は違うから、というようなことですね。

 でもこれって本当に必要なことでしょうか

 この投資方法は〇〇を目的している場合に期待リターンが大きくなるとか、リスクが小さくなる、とかいうことは基本的にありません(細かいことをいえば、外国へ行くためにお金を貯めるなら、外国通貨建て資産がヘッジになるとかはあるかもしれませんが)。

 カネは多ければ多いほどよいのであって、その使い道は後から決めればよいという性質を持っています。

 それならば、カネはリスク許容度の範囲で最も効率のよい方法で増やしておいて、将来その時点で最も必要性が高い使途に費やせばよいということになります。

 投資をはじめる前に目的を決める必要はないはずです。

投資に目標は必要ない

 私たちは、仕事や勉強で、まず目標を定めてそれをベースに計画や進捗を管理する方法に慣れています。これは仕事や勉強においては確かに有効なのでしょう。そのせいで、ついつい投資でもこのアプローチを取ってしまいがちです。

 でも、投資というのは結局のところ運ゲーです。目標利益を立てるとそこから利回りを逆算して、不用意に大きなリスクを取った投資をしてしまうおそれがあります。

 資産変化は次の式で表されます。

資産変化=(収入-支出)+資産×利回り

 ですから、資産の増加速度を上げるには、収入を上げるか、支出を下げるか、利回りを上げるかしかありません。収入を上げるか支出を下げる努力をするのはよいですが、しばしば目標を達成するために適切なリスクテイクを超えて利回りを上げようとする人がいます。

 そして、十分な分散がされていない個別株投資に手を出して火傷したり、高い利回りに目がくらんで詐欺にあってしまうのです。

 私は、自分にうまい儲け話がくることはないと割り切って、市場平均以上に利回りを上げることは諦めるべきだと考えています。

 FIREの達成時期に目標を持つことについても同じ注意が必要です。

 見込み時期を持っておくのは大事ですし、私も持っていますが、あくまで見込みであって目標ではありません。

 見込みですから、その達成のために無理をするつもりはありませんし、市況が悪ければ見込みを修正するだけです。

私は目的も目標もなく投資をはじめました

 私が投資をはじめたとき、特に目的も目標もなくはじめました。カネは多くて困ることはなく、多い方が将来の選択肢は広がります。遊んでいるカネがあるのなら、背負えるリスクの範囲でできるだけ効率的に働かせて増やそうとしたのです。

一二三
一二三

結果として資産は増え、そのことが今の自分を助けています。

この点は、目的がなくとも投資をはじめた過去の自分に感謝しています。

 もちろん、投資に目的や目標を持ってはいけないというわけではありません。それに引っ張られ過ぎないように注意していれば、目的や目標を持ってもよいでしょう。

 ただ、投資をする余力があるにもかかわらず、目的や目標を持てないから控えているというのは機会損失です。

 明確な目的や目標がなくとも、投資をはじめてよいのです。

 この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

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